IT・EC法務

WEBサイト制作をめぐるトラブル


WEBサイト制作における納期の遅延

事業者がサイトの制作を他社に依頼する場合、納期の遅延に関するトラブル生じることが多いです。事業者が望むサイトの完成度と、実際の作業量、質にギャップが生じることで、納期の遅延に関するトラブルが生じます。
サイトの制作を受注した会社は、作業過程でなく完成に責任を負うことが通常です。事業者としては、契約書上、納期及び納期遅延の場合の措置を明確に定めるようにしましょう。


サイトのデザイン・仕様が発注内容と違っている

事業者がサイトの制作を他社に依頼する場合、デザイン・仕様が異なるとのトラブルが生じることがあります。事業者としては、サイト制作にかかる契約段階で、サイトの具体的イメージを確定させる必要があります。


WEBサイトの納品後の瑕疵

事業者がサイトの制作を他社に依頼する場合、その契約体系を大別すると、①サイトの制作に主眼をおいた契約、②サイト制作後の更新・管理に主眼をおいた契約に分かれます。ECサイトにあっては、商品やサービスの追加、販売形式の変更、利用規約の変更等、頻繁な更新や、継続的な管理を要するため、事業者による自社制作を行わず、サイトの制作を他社に依頼する限り、②サイト制作後の更新・管理に主眼をおいた契約を要するものと思います。
事業者としては、納品後の瑕疵について、更新・管理の一環として、修正を求められるよう、契約書上、納品後の瑕疵が発見された場合の措置を明確に定めるようにしましょう。


WEBサイトの納品後の瑕疵

事業者がサイトの制作を他社に依頼してトラブルが生じた場合、必ずといって良いほどにトラブルに関連するのが製作費の問題です。
事業者としては、トラブルが生じた場合に不当な支払の遅延と認識されることがないよう、契約段階において、サイトの具体的イメージの確定と、製作費の金額、支払時期、納期及び納期遅延の場合の措置を明確化すべきです。


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